要介護になるきっかけで多いのが「脳卒中」
ある程度の年齢になると、急にガクッと状態が変わってしまうことがあります。
きっかけとして多いのは、脳梗塞、脳出血といった脳血管疾患(脳卒中)です。脳卒中は、認知症に続いて高齢者が要介護になる原因の第2位となっています。
脳卒中というと、急に意識を失って倒れるイメージがありますがそうした劇的な症状がいつも現れるわけではありません。脳で小さい梗塞(血管の詰まり)が起きているのに、本人や周りの人が気づかないことも意外に多くあります。
また一過性脳虚血発作といって、一時的に脳の血管が詰まって身体に異変が生じても、しばらく経つと症状が消えてしまうことがあります。
そのため「たいしたことはない」と考えてしまい、受診しないでいるうちに重篤な状態になる例もあります。
脳卒中が疑われる典型的な症状は、次の3つです。高齢者自身や周りの人が気づいたときは、すぐに受診をしてください。
きっかけとして多いのは、脳梗塞、脳出血といった脳血管疾患(脳卒中)です。脳卒中は、認知症に続いて高齢者が要介護になる原因の第2位となっています。
脳卒中というと、急に意識を失って倒れるイメージがありますがそうした劇的な症状がいつも現れるわけではありません。脳で小さい梗塞(血管の詰まり)が起きているのに、本人や周りの人が気づかないことも意外に多くあります。
また一過性脳虚血発作といって、一時的に脳の血管が詰まって身体に異変が生じても、しばらく経つと症状が消えてしまうことがあります。
そのため「たいしたことはない」と考えてしまい、受診しないでいるうちに重篤な状態になる例もあります。
脳卒中が疑われる典型的な症状は、次の3つです。高齢者自身や周りの人が気づいたときは、すぐに受診をしてください。
①体の麻痺
顔の片方がだらんと下がったり、笑うとゆがんだりします。飲み物を飲むときに口をうまく動かせず、こぼしてしまうこともあります。
②腕の麻痺
片側の腕に力が入らなかったり、しびれたりします。両腕を肩の高さでまっすぐ前に伸ばすと、片腕だけ下がってしまいます。
③言葉の障害
短い文をしゃべろうとしても言葉が出てこない、ろれつが回らないなども脳梗塞(脳卒中)の症状の1つです。
高齢者は、ちょっとしたことで体力が落ちてしまう
脳梗塞のような大きい病気でなくても、油断はできません。
高齢者では、風邪を引いて寝込んでいた、膝や足首を傷めて外出を控えていたなど、ちょっとしたきっかけで筋力・体力が落ちて「フレイル(虚弱)」と呼ばれる状態に陥り、次第に要介護の状態に移行していくことがよくあります。
最近、高齢期の健康維持や介護予防には、このフレイルを防ぐことが非常に重要とされています。
一度寝込むなどして筋力が低下すると、風邪は治っても買い物に出たり、家事で体を動かしたりするのがおっくうになります。体を動かさないので食欲もわかず、食事も簡素なものになりがちです。すると、栄養不足によってますます筋肉が少なくなり、衰えがいっそう進む__という悪循環に陥ってしまうからです。
今回の新型コロナウイルス感染症の流行でも、感染予防で外出を控えることで中高年を中心にフレイルの人が増えており、今後、要介護になる人が急増するだろうと懸念されています。
高齢者は一度体力が大きく低下してしまうと、自力で回復するのは困難なことが少なくありません。
高齢者では、風邪を引いて寝込んでいた、膝や足首を傷めて外出を控えていたなど、ちょっとしたきっかけで筋力・体力が落ちて「フレイル(虚弱)」と呼ばれる状態に陥り、次第に要介護の状態に移行していくことがよくあります。
最近、高齢期の健康維持や介護予防には、このフレイルを防ぐことが非常に重要とされています。
一度寝込むなどして筋力が低下すると、風邪は治っても買い物に出たり、家事で体を動かしたりするのがおっくうになります。体を動かさないので食欲もわかず、食事も簡素なものになりがちです。すると、栄養不足によってますます筋肉が少なくなり、衰えがいっそう進む__という悪循環に陥ってしまうからです。
今回の新型コロナウイルス感染症の流行でも、感染予防で外出を控えることで中高年を中心にフレイルの人が増えており、今後、要介護になる人が急増するだろうと懸念されています。
高齢者は一度体力が大きく低下してしまうと、自力で回復するのは困難なことが少なくありません。
在宅医療は、「予防医療」にも強い
さらに高齢者は、客観的には明らかに支援が必要な状態でも、自分からはSOSを出せないことが多いのです。
私たちの経験としても、お年寄りが自分で「足腰が弱り、物忘れの不安も出てきたから、在宅医療で見守ってほしい」と訴えてくることはほぼありません。
おそらく本人は、年を取って体力が落ちたり、具合の悪いところが増えたりするのは当然と思っているのでしょう。また、人さまに迷惑をかけたくないという意識もあり、ずいぶん前から支援が必要になっていたのに、何もしないまま時間が過ぎ、ひどく状態を悪化させてしまうケースは珍しくありません。
近年は、高齢者の1人暮らしや、高齢夫婦だけの世帯が圧倒的に多くなっています。やはり親がある程度の年齢になったら、息子さん、娘さんの世代が、いざというときに相談できる地域の在宅医療クリニックを探しておくと安心だと思います。
在宅医療は、実は「予防医療」も得意としています。今より体力低下が進んだり、病気が悪くなったりしないように治療や生活の指導をすることができます。「うちの親は、今はなんとか暮らしているから、まだ相談するのは早い」と思わず、気軽に連絡をしてほしいと思います。
私たちの経験としても、お年寄りが自分で「足腰が弱り、物忘れの不安も出てきたから、在宅医療で見守ってほしい」と訴えてくることはほぼありません。
おそらく本人は、年を取って体力が落ちたり、具合の悪いところが増えたりするのは当然と思っているのでしょう。また、人さまに迷惑をかけたくないという意識もあり、ずいぶん前から支援が必要になっていたのに、何もしないまま時間が過ぎ、ひどく状態を悪化させてしまうケースは珍しくありません。
近年は、高齢者の1人暮らしや、高齢夫婦だけの世帯が圧倒的に多くなっています。やはり親がある程度の年齢になったら、息子さん、娘さんの世代が、いざというときに相談できる地域の在宅医療クリニックを探しておくと安心だと思います。
在宅医療は、実は「予防医療」も得意としています。今より体力低下が進んだり、病気が悪くなったりしないように治療や生活の指導をすることができます。「うちの親は、今はなんとか暮らしているから、まだ相談するのは早い」と思わず、気軽に連絡をしてほしいと思います。