「困ったら相談できる」と知ることが、安心の基礎
最近では、自宅で家族の介護をした経験がある人は非常に少なくなっています。まして、進行したがんの患者さんを家で介護したことがあるという人はほとんどいないでしょう。
そのため「自分に面倒をみられるのか」「自分1人のときに何かあったら大変」と考えてしまい、不安にかられるご家族も多いものです。
そのため「自分に面倒をみられるのか」「自分1人のときに何かあったら大変」と考えてしまい、不安にかられるご家族も多いものです。
在宅介護と同時に、多くの人は在宅医療についても、詳しい知識があるわけではありません。
在宅医療を始めるときに「24時間対応可能」という説明を聞いていても、それが具体的にどういうことなのかは、リアルに体験するまでイメージができないことも多いものです。
残念なことに、ほかの在宅医療クリニックでは24時間対応をうたっていながら、実際には電話がつながらないとか、電話がつながっていても面倒そうに口頭で指示をして終わり、というところもあるようです。そうした話を耳にすれば、患者さんやご家族が不安を抱いたり、疑心暗鬼になったりするのも無理はありません。
在宅医療を始めるときに「24時間対応可能」という説明を聞いていても、それが具体的にどういうことなのかは、リアルに体験するまでイメージができないことも多いものです。
残念なことに、ほかの在宅医療クリニックでは24時間対応をうたっていながら、実際には電話がつながらないとか、電話がつながっていても面倒そうに口頭で指示をして終わり、というところもあるようです。そうした話を耳にすれば、患者さんやご家族が不安を抱いたり、疑心暗鬼になったりするのも無理はありません。
そこで私たちは「自宅にいても、困ったらいつでも相談できる、来てもらえる」を、実際に患者さんとご家族に体験していただくことを日ごろから意識しています。
診療の現場でも、「電話で呼んだら本当に来てくれた」というその事実だけで、心から安心した、自宅でやっていける自信がついたと話してくださる人は少なくありません。
不安なこと、困ったことがあればいつでも相談できる__と知ることが、在宅療養を進めるうえでの安心の基礎になります。
診療の現場でも、「電話で呼んだら本当に来てくれた」というその事実だけで、心から安心した、自宅でやっていける自信がついたと話してくださる人は少なくありません。
不安なこと、困ったことがあればいつでも相談できる__と知ることが、在宅療養を進めるうえでの安心の基礎になります。
電話をしてきた人の想いに、寄り添える支援を
高齢者が在宅療養をしていると、夜間に体調が悪くなるようなことも珍しくありません。
日中からずっと微熱が続いていて夜になって熱が上がってきた、痰が絡んでいて苦しそうだし眠れない様子だ__そんな夜間の体調の変化は、ご家族も不安がより高まりやすいものです。
そういうとき、ご家族が「こんな時間に電話をするのは在宅の先生に悪い」と遠慮してギリギリまで家で様子を見ていて、明け方になって不安に耐えきれなくなり、救急車を呼んでしまった__となるケースがあります。救急車を呼ぶと、そのまま地域の救命救急病院で処置や治療を受けることになり、せっかく在宅で療養を始めた人も病院生活に逆戻りになってしまいます。
こうなってしまうのは“在宅医療の負け”だと私は思っています。本人・ご家族が不安になったときに、遠慮なく電話や相談ができる関係を築いていれば、行き違いは確実に防げるはずだからです。
日中からずっと微熱が続いていて夜になって熱が上がってきた、痰が絡んでいて苦しそうだし眠れない様子だ__そんな夜間の体調の変化は、ご家族も不安がより高まりやすいものです。
そういうとき、ご家族が「こんな時間に電話をするのは在宅の先生に悪い」と遠慮してギリギリまで家で様子を見ていて、明け方になって不安に耐えきれなくなり、救急車を呼んでしまった__となるケースがあります。救急車を呼ぶと、そのまま地域の救命救急病院で処置や治療を受けることになり、せっかく在宅で療養を始めた人も病院生活に逆戻りになってしまいます。
こうなってしまうのは“在宅医療の負け”だと私は思っています。本人・ご家族が不安になったときに、遠慮なく電話や相談ができる関係を築いていれば、行き違いは確実に防げるはずだからです。
また一般の方たちは、医師に対して遠慮をする気持ちが強いものです。病院での治療中も、たいしたことのない用事で忙しい医師を煩わせてはいけないと、遠慮をしてきた人も多いかもしれません。
けれども在宅医療では、そうした遠慮や気遣いは無用です。病院での治療中も、医師だけでなく看護師やヘルパーなど、さまざまな職種のスタッフが協力して対応しますから、まずは連絡をしてください。
そして私は、「こんな時間に電話をしたら悪いのでは」と迷いながら、勇気を出して電話をしてきた人の気持ちを大切にしたいと思っています。
ご家族が「熱が高くなっている」と話すその言葉の裏に(心配なので診てほしい)という気持ちがあることもあります。電話をかけてきた時点で、本人・ご家族はその前に3時間も4時間も苦痛や不安と闘っていたわけですから、安易にもう少し様子を見て、というのも違います。
そのため夜間に電話を受けたときは、本人・ご家族から直接訪問を希望する言葉が無くても、「伺いましょうか?」とこちらから積極的に声掛けをするようにしています。
けれども在宅医療では、そうした遠慮や気遣いは無用です。病院での治療中も、医師だけでなく看護師やヘルパーなど、さまざまな職種のスタッフが協力して対応しますから、まずは連絡をしてください。
そして私は、「こんな時間に電話をしたら悪いのでは」と迷いながら、勇気を出して電話をしてきた人の気持ちを大切にしたいと思っています。
ご家族が「熱が高くなっている」と話すその言葉の裏に(心配なので診てほしい)という気持ちがあることもあります。電話をかけてきた時点で、本人・ご家族はその前に3時間も4時間も苦痛や不安と闘っていたわけですから、安易にもう少し様子を見て、というのも違います。
そのため夜間に電話を受けたときは、本人・ご家族から直接訪問を希望する言葉が無くても、「伺いましょうか?」とこちらから積極的に声掛けをするようにしています。